漢方とヨガと汗と

 薬膳の入門コースから基礎コースに突入。昨日クラスを受けてきましたが、昨日で良く出てきた話は「汗」についてです。何故この秋に「汗」なのかというと、基礎クラスに入ってからは季節の順番を追って授業をしていて、昨日がたまたま「夏」だったから。

 夏。私のもっとも苦手な季節ですが、ヨガをやりだしてから許せるようになりました。なぜならヨガの練習をすると、汗が大量に出て練習したような気になって自己満足に浸れるし、毒素を大量に排出しているような気にもなるからです。だから汗をかける夏が少しだけ好きになり、許してやってもいっか。と偉そうに思ったりするわけです。

 ヨガ、しかもアシュタンガヨガを練習する人は、汗をかく機会が多いし、多いから汗腺も開いて、より多く出てくるようになってきます。私も以前、肩の汗腺が開いて「ありえないところから発汗している!」と鼻息荒く興奮したもんです。

 汗の量に興奮するのは、ヨギニ共通だからか、スタジオで、すれ違い様にお友達に会うと、挨拶代わりに「今日は汗がすごかったよ!」という会話も展開されたりするもんですが、昨日の授業で「汗」について講義を受けて、ヨガをしている人だからこそ、気をつけたほうがよい事項っていうのがあるんじゃないの?って思ったわけです。

 運動抜きにしたら、本来汗というのは夏、暑いときにかくものです。暑さは漢方的には「暑邪」といって、体の不調を招く自然界の気です。因みに湿気からくる邪気は、「湿邪」といいますが、過度にあたると体は消耗します。

 暑邪にあたると暑いので、体は汗をかきます。汗をかく行為というのは内側から外側に「津液」と呼ばれる体の水分を外に出すわけだから、体の内部のエネルギーを使っているわけです。そのエネルギーは「気」と「血」。気は元気の気とか、気力の気の意味にも使われる、生命エネルギー。

 血液は津液をどんどん外に出してしまうと、体の水分を保つ為に、一所懸命自分の水分を津液に廻していきます。だからそれがドロドロ血にも繋がっていくし、気も消耗して、汗を大量にかくということは、体を大きく消耗させることになるわけです。

 血液が足りない状態を「血虚」といいます。その症状になると全身に張り巡らされた血管に血液が行き渡らず、肌や髪の毛もカサカサになってしまうとのこと。それに特に女性は毎月生理があるから、補血効果がある食材をどんどん摂ったほうが良いのです。摂って摂りすぎることも無いんだそう。もし血がドロドロしてきたらまたそれは別の対処方があるので。

 特にアシュタンガをしている女性は、汗をかいて血液も消耗しているケースが多いと思われるから、特に気にして摂る必要があるんじゃないのかな、と思う。

 あと、もし練習中に頭痛がした場合、これは絶対血虚です。脳内の毛細血管に血液が上手く回らないことで栄養不足になり頭痛になるんだとか。

 因みに脱水症状で起こる痙攣も同じで、血液の巡りが悪いのが原因なので、電解質の水分を摂るとか言いますよね。

 だから、ヨガでも頭痛がしたら、無理してやらないで水分摂って休むべきなんだと思った。私は貧血気味だからか、頭が痛くなることがたまにあったので、なるほどと思ったよ。

 あと汗をかくと、気も消耗しますが気が足りない状態は「気虚」といいます。気虚になると、やる気がなくなってきたり、朝起きられない等の症状が出てきます。だから気を補う補気作用のあるものを摂らないでいると、引きこもりの原因になったりもする。

 やる気がないというと悪いイメージだけど、体は、気を使うと(極端な話)死んでしまう可能性があるから、今は休みなさいと言っている、ということらしい。

 ヨガを一所懸命やっていても、たまに虫生にやりたくない気持ちになる場合(自分はだけど)は、もしかしたら気を使いすぎて、気虚になっているのかもしれない。気虚になっているんだったら、無理にヨガをすることもないし、むしろ消耗しているから今日は休もうという気持ちで休んだほうが良いんだろうなと思う。

 ていうか、私はいろんな症状を鑑みると、気虚の症状が強く出ている。会社で消耗しているからヨガまで気を回せないのかもしれない。勿論、気を生み出せていけばいいのだろうけど。

 ということから、汗を大量にかくと体の中がスカスカになってくるわけです。汗をかくのは気持ちが良い事だけど、体を消耗させたままにしておくと、体自体がもたないのじゃないのかと思ったりします。

 ちなみに「湿邪」は湿気からくる邪気です。湿邪からは、漢方的には「脾」にあたる、胃腸とかの代謝の部分に影響を与えます。湿気が多いと、腹部に水分が溜まったりして水毒にもなるんですが、この症状が強くでると、やっぱりだるくなったり、沈んだ気持ちになったりするんだそう。

 湿邪の影響を受けている人は、寝る時に体を「く」の字に折り曲げて寝る傾向があるそうです。子供は脾が弱いので、折り曲げないと眠れない子が多いらしいです。

 日本は海に囲まれているから、湿邪の影響を受けやすく脾にダメージが来易いみたいなんですが、日本の食習慣も脾を悪化させる要因が多いらしい。 例えば冷たいビールに、体を冷やすお造り。これも脾に悪い影響を与えまくります。自分がしょっちゅうやっている組み合わせだけに、寂しい気持ちですが、あまりやらないほうが良いらしい。

 冷たい水。暑い時はグビグビ飲みたいけれど、胃は38度ぐらいあり普通の体温より高い温度を持っているので、冷たいものを取り込むと消化できず、溜まってしまうらしい。暑い!体が水を欲している!と思っても、胃で止まってしまうから全身に水が行き渡らない。

 だからヨガで暑くなった体に冷たい水はダメだとよく言われるが成る程、だから常温の水とか白湯が良いんですね。腑に落ちました。

 そうそう、夏は補血作用があるプルーンやレーズンのドライフルーツを水分と一緒に摂るのが良いらしい。ドライフルーツは持ち歩けるから、最近常備するようにしたよ。

  ヨガをしている人は汗をかく機会が多いので、体の内部を消耗させないように補気作用と補血作用があるものを人一倍とる必要があるということと、冷たい水の体への害です。いかがでしたでしょうか。結構私的には目から鱗な話なので、シェアしたいと思いました。

 因みに補血作用があるのは、豚レバー、ニンジン、ほうれん草、黒ゴマ、黒キクラゲ、ライチ、イカ等。

 例えば、貧血気味の人、血虚の人が、パスタを選ぶ時に、トマトパスタとイカパスタで迷ったら、イカのパスタにしよう。とか選んだりすると血を補えますので、そういうちょっとしたところで健康に結びつくんだと思います。

 補気作用があるのは、主食になっているような、白米、玄米、小麦、大麦、じゃがいも等。先にも出たパスタなんかは小麦由来なので、補気作用があります。

 また、津液を補う食物は、トマト、マンゴー、ライチ、スイカ等。夏の食材が多いですが、ライチは補血作用もあるので、ライチは自分自身でも意識して食べたいなーと思います。因みに楊貴妃はライチ好きだったと有名ですが、ライチは水分も血も補ってくれるからお肌に良いっていうのも頷けますよね。皆で血も気も津も補えると良いですね!

 と受け売りの内容をツラツラと書いてみましたが、どんなものでしょうか。漢方は結構真面目に勉強しているので、ヨガをする上で参考になると嬉しいです。

 一所懸命書いたから、YOGAYOMUに載せてくれないかな(笑)なんてねーー。

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薬膳の勉強って

 薬膳教室に通いだして、早4回。受講クラスが9回なので、半分近くは消化したことになるのだけど、いやー面白いですね、薬膳、ていうか漢方の世界。

 漢方と全然関係ない(というか忘れていた)と思っていた、安倍晴明の、陰明五行説とかも基は中国から来ているのだけど、漢方でも同じ考え方をするらしい。

 世の中の事象を5つ(五行)に分けて、それぞれにそれぞれの事象を当てはめるのだけど、例えば人間の臓器、その臓器が好む食べ物、その臓器が弱るとどこの体の部分に衰えが現れるのか、また何時の季節にその部分が弱るのか、体が弱ると顔色はどのように変化するのか?その臓器が好む食べ物の色は?と系列毎に全て決まっているのだ。

 また、その顔色と、好む食べ物の色が同じだったりするのがおもろい。例えば、呼吸器系とかアレルギーに影響が出る場合は「肺」に分類されるのだが、肺が弱っていると、顔色が白っぽくなっていくのだそう。そして肺が弱い人は、白い豆腐や、牛乳を好むなど。(因みに肺が弱ると、皮膚にも影響が出るんだそう)

  またアンチエイジングとか免疫系を司る「腎」の部分が弱ると老化に繋がったりして、肌も黒ずんだり白髪になったり、抗癌剤を飲むと免疫系が攻撃されて毛髪が抜けたりということも。ちなみに「腎」の顔色は黒だし、好む食べ物も、黒いもの。エビとかヒジキとか。

 まあ、「肺」とか「腎」とかいっても、肺や腎臓そのものを指すわけじゃないのが、漢方の分類の仕方らしいのだが、まだ勉強不足なのでちゃんと勉強したいなー。五行の表をなるべく多く覚えれば、それだけ説明できる範囲が広がるみたいだしな。(誰に説明する気?)

 因みに、臓器については、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の5つに分けられるみたい。

 今勉強しているのは薬膳の入門コース。上の五行で弱っている部分を食べ物で補うにはどういう食材や生薬を使っていったらいいのか?ということです。

 漢方の世界では、病気の前に食事の段階で治療するという考え方があるらしくて、例えば昔の中国での皇帝付きのお医者さんは、食を司る「食医(料理人)」が一番位が高かったんだそう。その次に「疾医(内科医)」「傷医(外科医)」「獣医」と続いていくのですが、やっぱり普段から滋養があるものを摂るということが、病気の防止になるということで、症状が出てしまったり、手術にまで及ぶまで放置しているということは、とんでもないことだったのだそう。(その間、お医者は何していたのさ!となるんだって)

 ということからも、食というものの重要さが少し分かったりするのだが、いろんな情報が氾濫・錯綜している今、体にとって何が良くて何が悪いのかよく分からないので、ちゃんと自分で見極めて判断していきたいなあと思ったりしています。

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