「リバティーン」
歴史映画&ジョニーデップが好きな私としては、観たかった映画。
舞台は17世紀のイギリスで、実話で実在したジョン・ウィルモットという人物の生涯です。
タイプは少し違うけど、以前に見た「アマデウス」のモーツァルトと生き方が似ていると思った。
二人とも天才の芸術家で宮廷にいて、国王に贔屓にされているが、自分の世界観を前面に出していった後に、それが受け入れられなくなり夭折している。そんな生き方がそっくり。
こちらの映画は音楽家ではなくて、詩人で、よりアブノーマルで、強烈な生き方でしたが、それでもモーツァルトを「陽」とするなら、ジョン・ウィルモットは「陰」ですね。
これぐらい変わってないと、天才として歴史に名を残せないのかも。
映画は、全体的に息苦しい雰囲気で、リアルに昔の映像を垣間見ているような雰囲気にさせられた。
明るくさわやかな映像は一切なく、淡々と猥雑にこの人物の破天荒な言動・映像・生き方を綴っていくのだけど、ジョニー・デップじゃないとこの映画は成り立たないぐらいの諸刃の剣的な映画でした。
子供には見せられない映像や表現が多く、途中で胸焼けしました。ぅぅ。
でもジョニーデップは本当にこの役が似合っていて、怖いぐらいに、はまりすぎ。
多分他の役者にはできないと思うし、他の役者なら最後まで見れただろうか?
かなり望んでこの役を選んでいるように思われた。
オープニングで、私のことを女性は嫌悪し、男性は嫉妬するだろうと、ジョン・ウィルモットは語るのだが、確かにこのまんまの生き方は嫌悪してしまう部分があるけれども、最後にこの人の人としての弱さも見てしまったら、一番最後でまた同じことを問いかけられたときには、共感はできないけれど、嫌いになりきれないとも思った。



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